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わかりやすいキューシートとは… (その2)

そもそもキューシートとはマジックをステージで演じるにあたって、
照明や音響等のタイミングを書き、それにそってスタッフと打ち合わせをして、
演技者の「ステージ」を作るためのシートです。

きちんと書いてきちんと伝えなければどんなに上手なテクニックも素敵なステージで見せることができません。
「ひどい照明だったからいい演技ができなかった」とか「音のタイミングがよくなかったから最悪の演技になった」とかいう方、
本当にそうですか?
ちゃんと伝わっていなかったのではないですか?

原因は色々あると思います。
本当に照明さんや音響さんのミスということもあるでしょう。
でもマジックだって失敗するのだから、ある程度は仕方ありません。(度合いにもよりますが)

「照明や音響の失敗」と「正しく伝わらなかったからできなかった」と意味が全然違います。
「いやいや、自分は伝えた」と思っている人が多いかもしれないですが照明や音響の気持ちになってみてください。
照明さんや音響さんは、見たこともない人の見たこともない演技にその日だけで照明や音響を合わせるマジシャンのアシスタントです。

ハトを受け取ってくれたり、イリュージョンに入って消えたり。
そんなアシスタント達と比べてみてください。

見たことない演技で、その日だけの打ち合わせであなたは合わせられますか?

大抵のショーはともかく、コンテストの場合は演技のリハーサル等はありません。
照明・音響のきっかけのために、一人10分程度の時間をもらうのみです。

つまり、できるだけキューシートのみで伝えてある状態にし、きっかけの打ち合わせ時間は確認し合うだけにするのがよいと思います。

例えば次のように書いたとしましょう。

・曲先行です。曲が始まって少ししたら舞台上手から登場し、主にセンターで演技します。
・開始5分後くらいでシンブルの色が白から蛍光の赤に変わりますので、その6秒後に照明をホリ80%・サス50%でピン狙いにしてください。
・2分ほどその照明で演技します。シンブルが4本出たり消えたりし、最後はすべて消えます。
・すべてのシンブルが消えたあたりで曲が変わります。そしたら全照にしてください。
・最後にシンブルを8本出してポーズをとるので、曲と照明をフェードアウトしてください。
これでは相当説明をしなければいけないですね。
少なくとも照明さんにはさっぱり分かりません。

打ち合わせが始まった時点で
○シンブルって何ですか?
○照明はどのくらい暗くするのですか?蛍光の赤はどういったものですか?
○8本でるのはこれ1回きりですか?
○最後のポーズはどういったものですか?
などとの質問がでるでしょう。

10分程度の打ち合わせという枠の中では、お互い時間を無駄にできません。
きちんと書けば、上記の質問を減らすことができるのではないでしょうか。

では、どんなのが良くないキューシートで、どんなのが良いキューシートなのでしょうか。

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